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リーフレタス厳寒期の栽培講習会開く

レタスの包装方法について実践しながら確認する参加者
(写真:レタスの包装方法について実践しながら確認する参加者)
JAリーフレタス部会は、八女市のJA稲富集荷場で令和2年産リーフレタスの収穫講習会と出荷目合わせ会を開きました。出荷が本格化する中、厳寒期の栽培管理や収穫・箱詰めなど出荷要領を統一することで、有利販売を目指すことが目的です。部会員約20人が参加しました。

 講習会では、JA営農指導員が、気温が低下する今後に行うトンネル被覆の方法について説明しました。①平均気温が10度以下になった時期で霜が降る前に被覆を開始することや、②被覆後はトンネル内の温度を25度以内に保つこと、③日中は定期的に換気を行うことーなどについて確認しました。

 また目合わせ会では、収穫したレタスのボードンフィルムへの包装方法や段ボール詰めの方法など、出荷規格と出荷要領について実演をしながら申し合わせました。
リーフレタスの出荷規格について確認する参加者
(写真:リーフレタスの出荷規格について確認する参加者)
同部会は、今年産を70人が56haに作付けします。朝晩の十分な冷え込みもあり、色付き良く品質は良好。11月中旬より気温が高く推移したため、現在出荷量が増加しています。全国的に豊作なことや、新型コロナウイルスの影響で外食需要が鈍いことなどから、販売単価が伸び悩んでいますが、今後は、品質面での高位平準化や、量販店への販売を強化することで、単価の底上げを図りたい考えです。

 JA担当職員は「天気予報や畑の状態を小まめに確認し、高品質なレタスの収穫を続けてほしい」と話していました。