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八女農高にサラブレッドがやってきた!

県内公立高校で初めて導入されたサラブレッドに飼葉を与える辻さん㊧と船津さん
(写真:県内公立高校で初めて導入されたサラブレッドに飼葉を与える辻さん㊧と船津さん)
福岡県立八女農業高等学校は11月30日、県内の公立高校としては初めて、八女市立花町北山にある同校農場にサラブレッドを導入しました。

 同校は、令和4年に創立120年を迎える農業の専門高校。同校には4つの学科があり、その中の「生物利用科」の動物科学部の生徒らを中心に、動物の生理、生態、飼育方法、飼育管理等に必要な知識を学んでもらおうと、同校同窓会の支援を受けサラブレッド「リッカタキシード:せん馬13歳」を購入しました。

 この日、㈱木村ファーム福岡馬事公苑の牧場より輸送されてきたサラブレッドを同校農場に設けた馬房へ迎え入れ、生徒らが飼葉を与えました。
サラブレッド「リッカタキシード」
(写真:サラブレッド「リッカタキシード」)
生物利用科の動物科学部3年の船津三砂惠さんと同部2年の辻咲葵さんは「これまで学校で牛や鶏、ポニーを飼育してきたけど、サラブレッドは身体が大きくびっくりした。これからいっぱい勉強して大切に飼育していきたい」と笑顔で話していました。

 古賀浩利校長は「本校生徒が馬との触れ合いや乗馬実習などを通して、アニマルサイエンス、フードサイエンスの『生命』と『食』を学ぶきっかけにしてもらいたい。また、乗馬体験会を開くなどして、地域の子どもたちにも馬と慣れ親しんでもらいたい」と話していました。