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不思議な形ロマネスコ出荷最盛

珍しい形と豊富な栄養が魅力のロマネスコを持ち込む近本さん
(写真:珍しい形と豊富な栄養が魅力のロマネスコを持ち込む近本さん)
筑後市のJA筑後集荷場で、不思議な形をした野菜ロマネスコの出荷が最盛期を迎えています。カリフラワーの一種で、クリスマスツリーが重なったような幾何学的な花蕾(からい)が特徴で、10a当たりの作付け株数は約3,500株です。歯ごたえのある食感が魅力で、細かく分解しても同じ形をしているフラクタル構造を持つため、弁当用など加工品としても使いやすく、日持ちも1週間程度と良いです。市場での取引価格は時期によってはブロッコリーの倍以上になることもあるそうです。

クリスマス需要を中心に、関東の量販店に出荷される他、ホテルの高級食材としても使われます。11月下旬から出荷が始まり、1月下旬まで約2tの出荷を見込みます。

 令和2年産は、温暖な天候に恵まれ順調に生育し、高品質な仕上がりです。20日、4ケース(1ケース5㎏)を持ち込んだ、農事組合法人「ふなごや」は、同市で約10aにロマネスコを栽培。アオムシなど病害虫対策を徹底しています。同法人の近本政隆さんは「ロマネスコはビタミンCなどが豊富で栄養価が高い。不思議な見た目と味を楽しみながら味わってほしい」と話していました。