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正月の縁起物「黒木串柿」出荷

正月の縁起物として出荷される「黒木串柿」
(写真:正月の縁起物として出荷される「黒木串柿」)
黒木町のJA黒木集荷場で、正月の縁起物「黒木串柿」が集荷されました。三種の神器の一つの「剣」に見立てられ、家内安全や健康祈願を込めて家庭で飾られます。

 同町の特産である「黒木串柿」は、10月下旬から11月上旬に収穫した渋柿を、皮をむき竹串に刺して、家庭の軒下などで約1か月間天日干しにします。12月21日に同集荷場に持ち込まれた柿を、丸一日保管し燻製。その後職員が、形や色付き・乾き具合などを確認し、等級ごとに仕分け梱包します。長崎市内の市場に出荷され、25日に競り市にかけられます。

 串柿は、10個の渋柿を横向きに並べ竹串に刺し、5本の竹串を稲わらでつなげたものです。それを2さげで「1連」とし、100個の渋柿が連なります。昨年は、200㎏以上を出荷していますが、今年はカメムシの被害を受け収量が大幅に減少。1軒が約8㎏を出荷します。

 JA担当職員は「今年は収量が少ない分高値での販売を期待したい。品質は例年通り良好なので、正月の縁起物として飾ってほしい」と話していました。