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八女地域農業経営アカデミー受講生11人が修了

ビジネスプランを発表するアカデミー受講生
(写真:ビジネスプランを発表するアカデミー受講生)
JAや八女普及指導センター、行政、関係機関で構成する八女地域農業振興推進協議会は1月21日、経営感覚に優れた若手農業者を育成しようと開講した八女地域農業経営アカデミーの修了式を開きました。

 同アカデミーでは、現状分析に基づいたビジネスプラン(経営戦略)の作成やコンサルタントを招き、課題や目標に応じたオーダーメイドセミナーなど全6回の講義を開講。受講生は、JA管内で親から農業経営を継承する生産者や今後の経営拡大を目指す生産者11人。修了式では、それぞれがアカデミーで学んだことを基に自身で作成したビジネスプランを発表しました。発表されたビジネスプランでは、市場のニーズを分析把握し、新品種の導入、優良品種の拡大を図るや、今後の労働力(人手)の変化に対応できるようしっかり労務管理を行うなど、5年後、10年後の経営戦略を立て、理想の経営ビジョンを宣言しました。
アカデミーを修了した受講生と関係者ら
(写真:アカデミーを修了した受講生と関係者ら)
同協議会会長の鵜木髙春JA組合長は「同アカデミーで培った確かな経営力を生かし、地域農業の先頭に立って営農の拡大を目指してほしい」と話しました。

 同協議会は、近年、激しい気候変動や経済情勢の変化、高齢化による担い手不足等、農業を取り巻く環境は厳しさを増していく中で、八女地域の農業を維持・発展させるための対策として今年度から同アカデミーを開講。同アカデミーを通して、大規模経営体を目指す生産者を育成し、産地を維持・拡大していきたい考えです。