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新規作物の栽培を支援「もうかる作物相談会」

相談会で、生産者の相談に応じるJA職員ら
(写真:相談会で、生産者の相談に応じるJA職員ら)
JAでは、農業者の所得増大を目指し、年に2回「もうかる作物相談会」開いています。作物の新規栽培や、他の作物との組み合わせによる複合経営を検討している生産者などを対象に、JA営農指導員や八女普及指導センター職員が個別に相談に応じています。平坦地向けと中山間地向けに分けて開くことで、地域性を考慮したきめ細かい対応に努めています。

 相談会の相談内容は、作物ごとの栽培方法や収入、経費の試算、支援事業の紹介など多岐に渡ります。

 2月4日には、八女市のJA本店とJA黒木地区センターで開催し、16人の生産者が相談に訪れました。相談では「農地が空いているので何か作付けしたい」「より収入の良い作物への転換を考えている」「農業経験はないが施設野菜を作りたい」といった声が挙がっていました。参加者は、JAが作成した作物パンフレットを見ながら、栽培のポイントや年間の作業工程、収益などについて確認し質問していました。

 参加した一人は「作物の栽培に詳しいプロの職員が個別に相談に応じてくれるのでとてもありがたい。相談してみて初めて分かる発見もあり良かった」と話していました。

 相談会では他にも、JAが独自に展開している「農業生産基盤強化支援事業」や来年度から新しく始まる「チャレンジ250支援事業」の相談も受け付けています。

 JA農業振興課の担当職員は「JA管内ではさまざまな作物が栽培されているので、今後も一人一人の相談に細かく対応しながら、生産者の営農を支援していきたい」と話した。