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スモモ開花期の栽培管理を徹底

受粉や開花期の栽培管理について学ぶ参加者
(写真:受粉や開花期の栽培管理について学ぶ参加者)
JAすもも部会は3月中旬、開花期前後の栽培管理講習会を開きました。5月下旬から収穫が始まるスモモの収穫に向けて重要な、授粉作業や温湿度管理を徹底し、収量増につなげることが目的です。3月19日に黒木町の園地で開かれた講習会には、部会員7人が参加しました。

 令和3年産は、2月下旬の気温上昇により生育が早まり、現在花が満開を迎えています。品種ごとに開花期のずれが生じているため、受粉樹の確保対策や開花調整を徹底し、結実の安定を図ることを確認しました。

 講習会では、JA営農指導員が、資料を見ながら管理法について説明しました。結実の安定に向けた授粉適温や湿度、低温障害対策について確認しました。また、切枝(花)挿しや風力を利用した授粉など、省力化や収量増につながる授粉法についても申し合わせました。

 同部会は令和3年産を50人が約14haに作付けします。ハウス栽培の「大石早生」を皮切りに、「ソルダム」「サンタローザ」「貴陽」「太陽」など、8月中旬までリレー出荷が続きました。

 JA担当職員は「今後の受粉作業と栽培管理が1年の出来を大きく左右する。毎年変わる気象状況で管理が難しいが、一つでも多くの実をならせてほしい」と話していました。