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（写真：集荷される小梅「光陽」）
九州有数の梅産地の、JAうめ部会で、5月9日から、令和3年産梅の出荷が始まりました。この日（12日）、八女市立花町のＪＡ立花中央選果場では、小梅「光陽」を約12t集荷。荷台いっぱいに梅を敷き詰めた軽トラックが行き交い、賑わいました。同品種は5月いっぱいまで集荷が続き、最盛期では日量10ｔを超えます。以降は大梅「鶯宿」「玉英」「南高」とリレー出荷が続きます。6月中旬まで出荷量約260t、販売金額約１億円を見込みます。

同部会は今年産を、90人が約36haに作付けします。今年産は霜の被害も受けず好天に恵まれたことにより順調に生育。収量・品質ともに昨年以上の仕上がりとなっています。巣ごもり需要により自宅で梅を漬ける人が増えるなど、コロナ禍の中においても販売単価が安定しています。

同部会では、出荷の際の梅の外観を重視するため、収穫の時期を見計らいながら適期防除に努めています。また、収穫では果実に傷がつかないよう丁寧に手作業で収穫します。

JAの担当職員は「コロナ禍で消費者の健康志向が高まる中、小梅から大梅まで切れ目ないリレー出荷を心掛けることでJA産梅をPRしていきたい」と話しました。