TOPICS 新着情報

収穫間近の梨に熱視線!梨一斉査察会開く

梨の果実肥大や着果量など生育状況を確認する生産者
(写真:梨の果実肥大や着果量など生育状況を確認する生産者)
JAなし部会は、5月31日、管内各地区で、梨の一斉摘果査察会を開きました。6月下旬から始まる梨の収穫を控え、果実肥大や病害虫の有無など現在の生育状況を確認。生産量の把握や栽培技術の統一、出荷規格の高位平準化を目的として高品質な梨の安定供給を目指します。

筑後地区で開かれた査察会には、地区部会役員や青年部ら12人が参加しました。参加者は、各班に分かれて、全員の園地を巡回。測定器を使って、果実の大きさや着果量、新梢の止まり具合などを確認しました。また、個々の園地での管理状況や今後の栽培技術について意見を交換しました。

同部会は、令和3年産梨を89人が90haに作付けします。今年産は2月以降の気温が高かったため例年になく開花が早まりました。そのため、果実肥大に重要な開花後の気温が低く果実肥大が平年を下回る状況となっています。今後は生育が少しでも回復するよう管理を徹底し、生産量の確保を図ります。「幸水」から出荷が始まり、「豊水」「甘太」「新興」「王秋」「愛宕」とリレー出荷が続き、12月上旬までの出荷を見込みます。

JA担当職員は「着果過多の園地では早めに摘果をすることで果実肥大を促し、少しでも大玉生産につながるよう今後の作業を徹底したい」と話していました。