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パンパスグラス秋の最需要期に向けて収穫進む

JA管内で、秋の需要期に向けたパンパスグラスの収穫が進んでいます。ススキに似た大きな花穂をつけるイネ科の多年草で、中秋の名月やブライダルのアレンジメント花材として人気が高いです。JA切り枝研究会では、盆需要向けの生花と、水分を飛ばし穂先が大きく開いた乾燥ものの2種類を出荷。11月末までのシーズンを通し出荷量5万本、販売高1千万円を目指します。
 同研究会では約10年前からパンパスグラスの栽培を開始。今年は12人が栽培します。一度定植すると約20年は収穫が可能。管理作業が少なく栽培が容易なことから、夏場の収入源として生産者は増加傾向にあります。
 収穫時期は7月中旬から8月末まで。同研究会では降雨などによる変色を防ぐため、さやの状態で収穫し、ナイフで花穂を強制的に露出させたものだけを出荷しています。乾燥させる場合、収穫後約1週間かけて水分を飛ばし、湿度や日当たりに注意しながら保管。市場からの要望に合わせて計画的に箱詰めし、多い時では日量20~30ケース(1ケース3L60本、2L70本、L80本、M100本)を出荷します。
JA担当職員は「今後、暑い中での収穫が続くが、出荷最盛期に向けて、生産者には体調管理に気を付けながら作業に当たってもらいたい」と話しました。