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JA就農支援センター第10期生の研修が始まる

 JAがJA自己改革「農業生産の拡大」の一環として取り組む就農支援センターで、第10期生の研修が進んでいます。今年はイチゴ研修生6人、ナス研修生2人が入所。1年をかけて栽培管理から農業経営、支援事業まで幅広く学びます。
 同センターは、JA管内で新規就農を目指す希望者を受け入れ、優れた担い手の確保や地域農業基盤の維持発展につなげようと平成27年に開設。これまでに48人が卒業し、JAが斡旋した遊休ハウスなどを活用し就農しています。
 研修では農家指導者の茅島博敏さん(イチゴ)、高山宗茂さん(ナス)をはじめ、JAや八女普及指導センター、行政などが協力し、講師を務めます。昨年からは、JAへの積極的な意思反映、運営・参画につなげようと協同組合講座を強化。従来の事業紹介に加え、協同組合の成り立ちやその意義、JAと株式会社の違いなどが盛り込まれています。
 第10期生の飯田涼介さんは「先生方に教えてもらいながら、栽培管理だけでなく収穫・出荷まで体験できるのがJA就農支援センターの良いところ。生計を立てつつ、地域に貢献できる農業者になるため、全力で研修に励んでいきたい」と意気込みます。
 5月31日には、同センターで第9期生の退所式と第10期生の入所式を開き、JA役職員や行政など関係者ら約30人が参加しました。野中公彦JA組合長は、研修生に向けて「人が生きていくうえで「食」は欠かせないもの。それを担う農業者として頑張ってもらいたい」と激励しました。