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匠の業競い茶業共進会開催

 福岡県茶生産組合連合会・全国農業協同組合連合会福岡県本部が主催する「令和6年度福岡県茶共進会」が八女市のJA全農ふくれん茶取引センターで開かれました。今年は、福岡県内の茶生産者から計205点が出品され、筑後市の原田竜二さん(煎茶の部)と八女市の宮原義昭さん(玉露の部)が200点中満点を獲得し、最高賞の農林水産大臣賞に輝きました。
 共進会は「福岡の八女茶」の品質や茶園の管理状況を競って生産技術を向上させ、日本一うまいお茶づくりを目指そうと毎年開催されます。今回は福岡県農林業総合試験場八女分場の松田和也分場長をはじめ茶業関係者14人が審査員となり、外観、香気、水色、滋味の4項目を吟味しました。
 今年産は暖冬の影響で茶の大敵である霜害もなく順調に生育。やや摘採時期が早まったものの適度な降水にも恵まれ、甘みや旨味のある、香り豊かな良質の茶葉に仕上がりました。
 審査後の入札会では玉露が過去落札最高額を記録。加重平均落札額も煎茶で1㎏あたり9,014円(前年8,557円)、玉露で2万9,419円(前年2万3,892円)と高単価での取引となりました。
 今後は11月に茶園共進会の審査が行われ、1月に褒章授与式が行われる予定です。