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色鮮やかスモモ「大石早生」初出荷

 JAすもも部会で、令和6年産スモモの出荷が5月21日から始まりました。品種は部会の主力品種でハウス栽培の「大石早生」。約50~70gほどの重さで、熟すごとに果皮が赤身を帯びていきます。果肉は淡い黄色で、甘味と酸味のバランスがよく、高い市場人気を誇ります。
 八女市黒木町のJA黒木選果場には初日、生産者から計19ケース(1ケース1.2㎏)が持ち込まれ、関西の市場に出荷されました。
今後は「ソルダム」「サンタローザ」「貴陽」「太陽」と品種によるリレー出荷が8月いっぱいまで続き、全体で約140tの出荷量を見込みます。
 同部会は、今年産スモモを49人が約14haに作付けします。開花期の3月に雨が集中した影響で、やや収量の減少が見込まれるものの品質は良好。玉太りも良く、高品質な仕上がりです。
 同部会では、作業の省力化と早期多収に向けて老木化が進む園地の改植や、樹体ジョイント仕立て栽培を行っています。食味低下の原因となる高温対策として、ハウス内の喚起を徹底。定期的なかん水により果実の肥大を促すなど、部会全体で品質の高位平準化に取り組んでいます。
 今年からパックに貼るシールにJANコード(国際基準の商品識別コード)を記載。販売店の労力を減らすことで、さらなる市場拡大に期待がかかります。