TOPICS 新着情報

夏場の収入源確保にレイシ栽培希望者セミナー開く

 JAは4月26日、グリーンレイシの新規栽培者を対象に、新規者セミナーを開きました。生産者の夏場の収入確保や年間を通じたハウスの有効活用に繋げることが目的です。
 黒木町の生産者の園地で開かれたセミナーには、今年度から新規でグリーンレイシの作付けを始めた5人の生産者が参加しました。JA担当職員と八女普及指導センター職員が定植から収穫までの栽培管理について説明。定植後数日間は、活着を良くするために定期的にかん水をすることや、受粉作業では柱頭全てに花粉が行き渡るよう丁寧に手で作業するよう話しました。
 グリーンレイシは病害虫に強く、受粉から20日程度で収穫が可能な特徴から、イチゴやキウイなど冬季作物の複合品目として高い人気を誇ります。
 JAレイシ研究会では令和6年産を49人が660aに作付けします。栽培する品種は「えらぶ」で、緑色が濃く程よい苦みが特徴。市場からの要望に応じ5つの階級に細かく分け出荷することで有利販売につなげています。
JA担当職員は「グリーンレイシは比較的栽培管理が容易で、収穫までの期間が短いのが魅力。積極的に導入し、生産者の所得向上に役立ててもらいたい」と話しました。