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 福岡県立八女農業高校の生徒らが4月25日、八女市黒木町で、八女茶の最高峰である「伝統本玉露」の手摘みを体験しました。県内40歳未満の茶生産者で組織する「福岡県茶業青年の会」が、次世代を担う人材の確保・育成を目的とした「玉露プロジェクト」の一環として主催しました。
 体験は、伝統本玉露を栽培している林田和広さんの園地で開催。同校の生産技術科茶業作物専攻の2年生9人が参加しました。林田さんが見本となる茶の枝を用意し、新芽を収穫する際の注意点について説明。人差し指の第二関節程度の葉を1芯2葉で折り摘みすることを呼び掛けました。生徒たちは、教わったとおり新芽を一つ一つ丁寧に摘み取り、約2時間体験を楽しみました。
 初めて茶摘みを体験した生徒からは「普段飲んでいる茶を作るために、生産者の地道な苦労があることを学ぶことができた」「八女地域で古くから培われてきた技術を体験することができて良い経験になった」といった声が上がりました。