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伝統的な茶手もみ技術競う

 新茶シーズンを迎え、福岡県八女茶手もみ技術研究会と福岡県茶業青年の会は4月4日、上陽町の八女市農業活性化センターで「第40回福岡県八女茶手もみ競技大会」を開きました。大会には「おいしい八女茶づくり」の伝統と情熱を次世代に伝え、さらなる品質向上を目指そうと毎年新茶シーズンに開催されています。 今年は「福岡の八女茶」生産に携わる若手後継者18人(3人1組6チーム)が参加。選手は、焙炉(ほいろ)と呼ばれる製茶台を囲み、約5時間かけて手もみ作業に奮闘し、技術の高さを競い合いました。
 団体戦では茶の外観、水色、滋味といった内質の計4項目、また個人戦は選手1人1人の手もみ動作点で、6人の審査員が厳正に審査。団体戦では200点満点中193点を獲得し、八女Aチーム(郷田篤さん、平井英治さん、齊藤大樹さん)が優勝。また、個人戦では林田和広さんが30点満点中27.5点を獲得し優勝に輝きました。優勝した八女Aチームは、11月に静岡県で開催予定の「第26回全国茶手もみ茶技術競技大会」に出場します。
 八女Aチームのリーダーを務めた郷田さんは「大会に向けて長年練習してきたので、今回の結果をうれしく思う。全国大会でも優勝できるようチーム一丸となり、さらに手もみの技術向上に力を入れていきたい」と話しました。