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　施設園芸に必要な重油の安定供給につなげようとＪＡは施設園芸で使う加温機燃料(Ａ重油)の重油残量検知システムの導入を進めています。配達員の高齢化による人手不足が課題となっており、重油配送業務の維持や継続につなげようと導入を開始しました。福岡県では初の試みです。
　これまで目視で把握していた重油タンクの残量を離れた場所からパソコンなどを使って確認することが可能となり、重油切れの防止や給油先の効率的な配送ルート策定での配達時間の削減のほか、省力化による価格転嫁抑制も期待できます。
　ＪＡでは、令和５年から八女地区に200件導入し、11月から稼働しています。12月は導入前の前年同月に比べ、JAの配送車の走行距離が20％低減し、燃料経費は28％のコスト削減に繋がりました。
　今後はクラウドサービスによる稼働検知データの閲覧を希望する組合員に対し、LINEのアプリで通知して、手軽に確認ができるようにしていく方針です。
　担当者は、「重油の安定供給を目指し、施設園芸作物の生産拡大・農業者の所得増大の実現に向けて今後も力をいれたい」と話しました。