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　ＪＡが配信する農産物の栽培や販売・購買に関する情報を発信する配信サービス「農業情報配信」が、11月22日からリニューアルしました。
　新たにスマートフォン専用画面を作成。文字の拡大が不要になるなど、より操作を容易にしました。また、生産者からの「出荷作物の前年度対比が見たい」「いち早く市況の動きが知りたい」といった声を受け、新機能「取引状況」を追加。出荷時期や品名ごとに、購買・販売に関する個人実績の条件検索が可能となりました。加えて、以前は月３回であった販売代金精算通知書の更新頻度を、精算処理後ごとに高めました。
　利用料無料の同サービスは、時間・場所を問わず農業に関する情報を手軽に入手できるようにと令和３年11月から開始。市況概況や、営農指導員が通知する天候・生育状況といった情報が時間・場所を問わず閲覧できます。販売代金精算通知書や購買代金請求書を電子化することで、印刷にかかる紙やインクを削減し、ＳＤＧｓにもつながるサービスです。
　八女市黒木町でブドウを栽培する樋口恭平さんは、実際に使ってみた感想として「農業情報配信は精算通知書や市況、資材の購入履歴の確認などで活用していた。スマホ専用の画面ができたことで文字が読みやすく、また出荷データの配信頻度も高くなったので、今まで以上に積極的に活用していきたい」と期待を込めます。
　ＤＸ推進課の山口英次課長は「今後も利用者のニーズの変化に迅速に対応し、更なるコンテンツの拡充を図り、有益な情報を提供することで生産者の所得増大につなげていきたい。情報を活用し、現状把握や将来の営農に役立ててほしい」と話しました。