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玉露産地で新茶祈願祭

 JAや八女市などで構成する八女市星野村茶業振興対策協議会が4月20日、同市星野村で「第36回八女市星野村新茶祈願祭」を開きました。野中公彦JA組合長をはじめ、八女市の三田村統之市長や茶生産者、各関係機関から約30人が参加し、同協議会の山手利郎会長らが玉串をささげ、豊作や農作業の安全無事を祈りました。
 令和5年産のお茶は温暖な気候に恵まれて、例年に比べ3~4日ほど早く生育し、霜の被害が少なく適度な降水量によって甘みとうまみの強い味わいに仕上がっています。4月14日に行われた八女茶の初入札会では、平均単価8,108円と前年より高い取引となりました。令和5年は八女茶発祥600年という節目の年ということもあり、高単価での取引に期待がかかります。
 星野村で多く栽培され、八女茶の中でも特に最高級として位置づけされる「八女伝統本玉露」は、平成27年に茶として初めて地理的表示保護制度(GI)に認証されました。また、今年4月1日には「八女茶でまちづくり条例」が施行され、知名度と関心のさらなる向上が見込まれます。三田村市長は、「令和5年は『全国お茶まつり』の開催地が福岡ということもあり、これを機にさらなる八女茶の普及と消費拡大、活気に溢れた持続可能な町づくりに繋がるよう八女茶振興を図りたい。」と意気込みを述べました。