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ストレッチで農作業のケガ防止へ青年部員がセルフケア学ぶ

 JA筑後地区青年部は2月16日、JA筑後地区センターで農業者の健康寿命をのばすことを目的に「セルフケアのためのストレッチ講座」を開きました。部員や部員の家族には、日々の農作業で腰や膝の痛みを抱えていて、将来の農業経営のために健康に不安を持っているという部員の声もありました。そこで農業者のケガ、病気の予防に繋げようと初めて開きました。
 講座には、部員やJA職員ら12人が参加しました。理学療法士の中野郁子さんを講師に招き、参加者は、セルフケアの重要性やストレッチの効果などについて、座学と実践を通して学びました。実践では、中野さんがいつでも簡単にできるヨガを取り入れたストレッチについて部員たちに指導し「ネコのポーズ」や「イヌのポーズ」など約10種類のストレッチを分かりやすく説明。参加者は、音楽に合わせながら身体を反らせるなど全身を使って約30分間のストレッチを体験しました。中野さんは「ストレッチには腰痛予防や血行改善、メンタルの安定などさまざまな効果がある。農作業で疲れた体を伸ばしながら健康に役立ててほしい」と話していました。参加した部員の一人は「自分や家族がケガや病気で作業ができなくなると収入にも影響する。今後も長く農業経営を続けていくためにも、学んだことを家族で実践するとともに、地域の農業者と情報共有して地域農業者の健康寿命をのばしたい」と話していました。