JA管内でエコ肥料の普及拡大進む
2022.10.27
お知らせ
JAの生産組織では、地元産堆肥を使用したエコ肥料の普及拡大が進んでいます。肥料価格の高騰が続く中、JAではJA全農ふくれん、肥料製造会社の大日本産肥株式会社と連携して、令和4年から福岡県内で販売が始まったエコ肥料「e・green(イーグリーン)」シリーズの活用を組合員に対して推進しています。施肥コスト低減に努めるとともに、環境循環型で持続的な農業基盤の構築を目指します。
全農ふくれんと福岡市が開発した同シリーズの肥料は、全国に先駆けてJAグループの堆肥を使用。また福岡市の下水道局で回収し処理した「再生リン酸」を活用した肥料となっています。同シリーズのうち銘柄「8―8―8」では、大豆の基肥として使用されており、シリーズ販売開始以降は電照菊部会やリーフレタス部会でも試験的に施肥されています。今後はインゲンマメ、麦類、花き類などの栽培でも使用が検討されています。
シリーズの肥料価格は現行使用している肥料よりも2~3割程度低価格で、また、堆肥を使用することで土壌の団粒形成や保肥力を高め、作物の養分吸収が向上し健全な生育に役立てる効果があります。
JA電照菊部会の柴田悟史さんは、自らの園地で試験的に施肥した実感について「現在のところ生育は順調。問題がなければ今後部会でも広く使用を勧めたい」と話します。電照菊など施設園芸では、肥料代の他にも重油代、施設の修繕費用にも経費が掛かるので、安価で良質な肥料は負担が減って助かるそうです。JA営農指導員は「保肥力の高い肥料を使うことで出荷する花の階級が上がり生産者の所得向上に繋げることができれば良い」と期待します。普及に努めるJA資材課の経済渉外担当職員は「安価かつ安全・安心の肥料活用は生産現場からも関心が高い。今後も組合員のニーズに応じられるようPRしながら、関係機関と三位一体となってコスト低減に貢献していきたい」と話していました。
全農ふくれんと福岡市が開発した同シリーズの肥料は、全国に先駆けてJAグループの堆肥を使用。また福岡市の下水道局で回収し処理した「再生リン酸」を活用した肥料となっています。同シリーズのうち銘柄「8―8―8」では、大豆の基肥として使用されており、シリーズ販売開始以降は電照菊部会やリーフレタス部会でも試験的に施肥されています。今後はインゲンマメ、麦類、花き類などの栽培でも使用が検討されています。
シリーズの肥料価格は現行使用している肥料よりも2~3割程度低価格で、また、堆肥を使用することで土壌の団粒形成や保肥力を高め、作物の養分吸収が向上し健全な生育に役立てる効果があります。
JA電照菊部会の柴田悟史さんは、自らの園地で試験的に施肥した実感について「現在のところ生育は順調。問題がなければ今後部会でも広く使用を勧めたい」と話します。電照菊など施設園芸では、肥料代の他にも重油代、施設の修繕費用にも経費が掛かるので、安価で良質な肥料は負担が減って助かるそうです。JA営農指導員は「保肥力の高い肥料を使うことで出荷する花の階級が上がり生産者の所得向上に繋げることができれば良い」と期待します。普及に努めるJA資材課の経済渉外担当職員は「安価かつ安全・安心の肥料活用は生産現場からも関心が高い。今後も組合員のニーズに応じられるようPRしながら、関係機関と三位一体となってコスト低減に貢献していきたい」と話していました。