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スモモ高温障害対策へ資材学ぶ

 JAすもも部会は8月26日、黒木町のJA黒木地区センターで、ハウス栽培のスモモの高温障害対策について勉強会を開きました。近年、スモモの生育期に例年より気温が高く推移している影響で、開花期と収穫期における高温障害が発生している園地が増えています。その対策として栽培管理を徹底することや、高温を防ぐための被覆・散水資材の効果について学ぼうと、初めて開催しました。部会員やJA職員ら約20人が参加しました。
 勉強会では、JA園芸指導課の担当職員が、令和4年産スモモ栽培における高温障害の発生状況について説明しました。開花期での結実不良や梅雨明け直後での果実のしおれが見られたことを受け、その対策としてビニール被覆の見直しや、換気・かん水の徹底を促しました。
 また、資材メーカー2社の担当職員が、それぞれ高温対策として効果がある資材を紹介しました。ハウス栽培で特に遮熱効果の高い被覆資材や、果樹園向けの散水資材について資料や実演を通して説明。参加者は実物を手に取りながら、価格や耐用年数などについて質問しました。
 同部会の三宅浩二施設部長は「近年の夏場の猛暑は、スモモ栽培にとって過酷な状況となっている。資材を通して対策を練ることで、安定した収量確保に部会全体で努めていきたい」と話していました。