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良質な一番茶収穫に向けて夏季栽培管理講習会開く

 二番茶の収穫がおおむね終了し、令和5年産一番茶の母枝葉生育期間を迎えたことを受けて、JA茶業部会は、7月上旬から、JA管内の各地区で夏季栽培管理講習会を開きました。翌年の一番茶の親葉となる秋芽の健全な育成と枝数確保を促すことが目的です。
 7月21日に筑後・広川地区合同で行われた講習会には部会員約20人が参加。3人の生産者の園地を訪れ、整枝の時期や高さ、その後の生育状況を見て回りました。JA職員が、秋整枝に向けて十分な生育期間を設けるため夏整枝を8月上旬に終わらせることや、整枝後のばらつきを抑えるため園地の状況に合わせた高さで剪枝を行うよう申し合わせました。また、肥料価格高騰への対策として、①降雨後または降雨が見込まれる直前の施用②土壌乾燥時の十分なかん水③土壌分析の結果にもとづいた適切な肥料の選択を行うことで施肥効果を高めるよう呼び掛けました。
 JA担当職員は「夏から秋にかけての剪枝は茶の品質・収量に大きく影響する。来春の良質な一番茶生産に向けて、生産者には適切な栽培管理に努めてもらいたい」と話しました。