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日本の夏に八女の輪菊を!八女電照菊出荷最盛

 全国有数の菊産地として知られるJA電照菊部会で、令和4年産夏秋ギクの出荷が最盛期を迎えています。盆需要期を迎えた8月上旬、八女市のJAフラワーセンターでは、連日約1,300ケース(1ケース150~200本)が集荷され、北海道から福岡まで、全国の市場に出荷されています。
 同部会が主に栽培する夏秋ギクは「精の一世」と「優花」。ともに美しい花形と高い秀品率で、夏用の白ギクとして市場からの評価が高いです。本年産は、梅雨明けが早く高温期間が長かったことで全体的に生育が遅れる中、生産者はハウス内の水管理や温度管理などを徹底してきました。花の色艶、葉の濃さなど品質は概ね良好で、市場では例年より高単価での販売が続いています。
 年間を通して約4,000万本の輪ギクを出荷する同部会では、本年産を98人が約85haに作付けします。部会では、盆需要期に高品質な花を安定供給しようとこまめに栽培講習会や目合わせ会を開催。葉焼け・病害虫・高温対策などに全員で努めています。また仏花だけでなく日用品として輪ギクを飾ってもらおうと、さまざまな規格での出荷に取り組んでいます。
 JA担当職員は「生産者は夏場の猛暑が続く中でも栽培技術の向上に取り組んできた。電照菊特有の白い花の美しさと日持ちの良さを家庭で楽しんでほしい」と話していました。