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市場と連携して梨有利販売へ

 福岡県産梨販売の約5割を占める、JAなし部会は6月30日と7月1日、八女市のJA本店で令和4年産梨の販売取引会議を開きました。6月下旬から始まった梨の出荷が本格化する時期を控えて、市場と連携しシーズンを通して有利販売を図ることが目的。部会役員、JA職員らがリモートで東京や大阪の主要2市場の担当者とリモートでつなぎ参加しました。
 取引会議では、JA園芸指導課の担当職員から開花から現在までの梨の生育状況について説明しました。また販売担当職員が今後の販売計画について説明し、盆前の需要期に向けた売り場の確保などについて市場関係者と意見を交換しました。
 令和4年産梨は、ハウス・トンネル栽培ともに平年並みの開花で、生育期の4月に雨が少なかったことや気温が高く推移したこともあり6月下旬時点では、昨年よりも果実肥大は良好。病害虫も少なく順調に生育しています。夏場の今後は、少雨や高温による生育前進などが懸念されます。部会としては、今後、こまめに出荷目合わせ会を開き、出荷規格の高位平準化を図ることで「幸水」「豊水」などリレー出荷による高単価での販売を図りたい考えです。令和4年産は、12月まで出荷量約2,300t、販売金額約11億円を見込んでいます。
 同部会の大石雄司部会長は「今年産はここまで梨の品質は非常に良い。市場の方々による高単価での販売に期待したい」と話していました。