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 JAぶどう部会青年部黒木地区は、栽培技術の向上を図るため、部員全員によるブドウの「房づくりコンテスト」を開きました。部会で推奨されている400㌘パックの規格を目指し、ブドウの品質を左右する摘粒の技術を中心に競います。
 6月3日、部員18人は、同部で管理する八女市黒木町の約15aの苗床ハウスに集合しました。生育途中の「シャインマスカット」を1人3房ずつ選び、各自ラベルを付けた後、粒数、軸長を見ながらはさみで摘粒作業を行いました。
 コンテストでは、収穫後のブドウを各自でパック詰めした後、製品の出来を部会の支部役員が粒張り、房型、房締まり、粒揃い、外観全容を基準に審査し、総合得点で表彰します。部員は摘粒後も、ブドウの成長過程を見ながら、各自自由に房の修正や仕上げを作業することができます。
 同部では「房作りコンテスト」の他にも、定植後の生育が良いとされる2年生苗を栽培している他、独自に互評会を開くなど品質向上へ向けて様々な取り組みを行っています。
 昨年のコンテストで優勝した内藤幸輝さんは、摘粒作業について「実の成長を考慮し、いかに完成形をイメージできるかが大事。理想とされる卵型の房を作り、優勝を狙いたい」と二連覇に向けて意気込みます。
 部員たちが競い栽培したブドウは、同町の小学校との収穫体験に使われる予定です。