TOPICS 新着情報

組合員に重油漏れ防止のため注意喚起促す

JAの燃料配送課と農機ガス課は、組合員が使用する営農用重油タンク、燃料配管から漏れる重油の流出事故を防ごうと、注意喚起活動を行っています。本年度から新たに、「営農用重油タンク状況自己点検表」を約11,200件の組合員宅に郵送で配布。暖房機の使用が終わる5月と使用が始まる10月に分けて喚起を促すことで、事故による組合員の損失を最大限防止するよう努めています。

 JAではこれまでも、広報誌にチラシを挟み込むなどして注意を促してきました。油の流出事故は年に数件発生しており、暖房機を使用し始める10~12月に多いです。流出した場合、使用者責任で処理費用が多額に発生するなど組合員の損失も大きくなっています。

 自己点検表では、重油タンク周辺の状況やタンク本体の状況、配管の状況など点検項目が細かく分かれています。組合員に点検してもらい、不備がある場合は、JAで修理・工事を受け付けます。点検表では特に、①暖房機を使用しない時期はバルブを閉じること②草刈り・トラクター等作業は、配管を損傷しないよう注意すること③エアー抜き作業時は現場を離れないようにすることーを特に注意するべき事項として挙げています。

 JA担当職員によると、施設の老朽化などで、配管が土の中に埋もれてしまい、目視での点検が困難になることが事故発生の要因の一つだと話します。JA農機ガス課の北川善明課長は「暖房機の使用頻度が多くなる冬先に注意喚起を促すことで、事故から組合員の経済的損失を防ぎたい」と話していました。