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（写真：旧園芸センターの施設に保管され供給される黒マルチ）
JAでは、令和3年度から、農業用資材の黒マルチを一括で仕入れることで仕入れ値を安くし、前年度より約17％低価格で組合員に供給しています。これまで、JA各地区アグリセンター8か所でそれぞれ仕入れを行ってきましたが、今年度から本店資材課が一括して担当。仕入れた資材は空き施設となった旧ＪＡ園芸センターの倉庫に保管し、各地区アグリセンター職員が組合員宅まで配達します。年間で約4,700本を供給します。

　JAでは以前から、マルチの取りまとめを4～6月、納品を8～9月と、需要が高まる9月中旬以降より早期に予約注文を受け付けることで、価格を抑えながら供給してきました。ハウス資材の修理や販売を担ってきた旧園芸センターの閉鎖に伴い、空きになった施設を利活用できないかということが、一括して仕入れを始めるきっかけとなりました。マルチは規格に応じて、一度に最低100本以上をメーカーに発注します。園芸センターの広い倉庫では大量に保管することができ、アグリセンター職員が必要な分だけを引き取り供給するので、以前のようにアグリセンターで余分な在庫を抱えずに済むというメリットもあります。

　ＪJA担当職員は「今後も価格を抑えて資材を供給できるよう工夫していくことで、農業者の所得増大に貢献していきたい」と話ししていました。